「ユニクロのセルビッジジーンズを1年履き込んだら、どれくらい色落ちするのか?」
本格的なデニム育成を楽しみたい方にとって、避けては通れない疑問です。
1年という月日は、一般的には「バキバキの色落ち」が完成し始める時期。
しかし、僕が手にした一本は、少し違う表情を見せてくれました。
結論から言うと、1年履いても劇的な色落ちは起きていません。
ですが、それは失敗ではなく、濃紺を維持しながら自分だけの形をゆっくり刻む「スロー・エイジング」という贅沢な楽しみ方でした。
今回は、ユニクロのセルビッジジーンズと過ごした1年間のリアルな変化をレビューします。

1年間の「着用頻度」と「洗濯回数」のデータ
エイジングの結果を左右するのは、日々の履き込みとメンテナンスのバランスです。
僕の1年間の記録がこちら。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 着用期間 | 約12ヶ月 |
| 着用頻度 | 週に3〜4日(デスクワーク 8割:外出 2割) |
| 洗濯頻度 | 2ヶ月に1回(夏場のみ着用を減らして月1回) |
| 主なシーン | 福岡市内での生活、リモートワーク、子どもとの散歩 |
「ジーンズは洗わないほど良い」という説もありますが、大人のファッションとして清潔感も重視したかったため、2ヶ月に1回のペースで定期的に洗濯を行いました。
【写真検証】1年履いた現在のリアルな姿
それでは、現在のジーンズの様子を見ていきましょう。
全体像:濃紺が残るクリーンな佇まい

一見すると新品に近い濃紺が維持されています。
この「色落ちの少なさ」こそが、実はメリット。
カジュアルすぎずクリーンな印象を保てるため、きれいめのシャツや白スニーカーとも相性が良く、幅広いシーンで現役で活躍してくれます。
足の付け根:色は残っても「形」は定着している

近づいて見ると、変化は確実に起きています。
足の付け根(ヒゲ)には、自分の脚の形に沿ったシワがクッキリと定着しました。
インディゴはまだ深く残っていますが、生地が「自分の動き」を記憶している。
この立体感こそが、自分だけの一本に育っている証拠です。
膝裏:洗う間隔を空けたからこそ生まれた「ハチノス」

一番の注目ポイントは膝裏です。
2ヶ月に1回という、あえて間隔を空けた洗濯のおかげで、生地のコシが損なわれず、鋭い「ハチノス」の予備軍が形成されています。
これから数年かけて、ここが白く抜けていく過程を楽しめるのは、まさにスロー・エイジングの醍醐味です。
裾:細部に宿るセルビッジの証

裾の「チェーンステッチ」特有のうねり(アタリ)も少しずつ顔を出し始めました。
ロールアップした時に覗く赤耳(セルビッジ)は、ユニクロの徹底したこだわりを感じるポイントです。
なぜ、ユニクロのジーンズは色落ちが「遅い」のか?
自分なりに分析してみた結果、3つの理由にたどり着きました。
- ライフスタイルとの相性
-
激しい運動ではなく、日常の歩行やデスクワークが中心だったことで、特定の部位に「深いシワ」が刻まれる時間が確保された。
- 適切な洗濯サイクル
-
2ヶ月に1回の洗濯は、皮脂汚れを落としつつも、染料を剥がしすぎない「守り」の頻度だった。
- 生地の質の高さ
-
ユニクロが採用しているカイハラ製デニムは非常に質が高く、1年程度の摩擦ではビクともしないタフさがある。
30代を目前に「濃紺」が心地よい理由
20代後半から30代にかけて、ファッションに求められるのは「清潔感」と「馴染みの良さ」のバランスではないでしょうか。
バキバキに色落ちしたヴィンテージ風も魅力的ですが、今の僕には、「子供と公園に行っても気負わず履けて、かつ大人のクリーンさを失わない」この一本がちょうどいい。
愛用しているNIKEのスニーカーを一番引き立ててくれるのは、やはりこの深いネイビーだと再確認しました。
まとめ:2年目は「青み」を楽しみたい
1年かけて、このジーンズの「形(シワ)」は完成しました。
これからは少しずつ洗濯の回数を増やして、このシワに沿って「青み」を引き出し、より表情豊かなエイジングを楽しもうと思います。
「ジーンズのエイジングは、急がなくていい。」
自分の生活のペースに合わせて、ゆっくりと時間を刻んでいく。
そんな「スロー・エイジング」を、あなたもユニクロのセルビッジジーンズで始めてみませんか?

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